オランダ語 Een Schot In de Roos

2015-08-10

Tag :

 オランダのミステリーといえば、最近Herman Koch(ヘルマン・コッホ)のHet diner(冷たい晩餐)が翻訳され、それなりに注目を集めました。しかし、オランダの推理小説は、全体としては日本ではまったくマイナーな存在と言っても過言ではないでしょう。

 さて、先日、De Waal(デバール)とBaantjer(バーンチェル)の共著Een schot in de roosを読みました(簡略版ですが・・・)。Baantierはオランダで最も人気があるミステリー作家の1人で、De Cock刑事シリーズで知られています。2010年になくなりましたが、晩年はシナリオライターだったデバールと共著の形で作品を発表していました。

 タイトルのEen schot in de roosは英語に直訳すると、A shot in the rose(バラの中への一撃)ですが、英語にはこのような言い方はありません。実はオランダ語のroosには「バラ」のほかに、「標的の中心」の意味があるのです。赤い同心円状の的をバラの花にたとえているのですね。従って、Een schot in de roosは「命中」とか「的中」の意味になります。

 ちなみに、英語では標的の中心をbullseye(牛の目)と言います。オランダ人がバラにたとえるものを、英米人は牛の目とみる、文化の違いはおもしろいものです。
スポンサーサイト

テーマ : 外国語学習
ジャンル : 学校・教育

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

hiroshi

Author:hiroshi
久保谷洋(くぼたに・ひろし)
ジャーナリスト、翻訳家。
元朝日新聞東京社会部記者、元朝日学生新聞社出版担当。タイトルはブログを始めたときの肩書きが「出版担当の役員」だったときにつけたものです。ある程度定着しているので出版担当をやめた後も、そのままにしています。2016年4月~外務省研修所非常勤講師(オランダ語担当)。

最新記事

最新コメント

最新トラックバック

月別アーカイブ

カテゴリ

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QR