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毎日小学生新聞の部数はおかしい

2010-12-29

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 わがライバル紙、毎日小学生新聞はウィキペディアによると2008年1月現在で25万1000部となっていますが、この部数は率直にいって疑問ですね。最近はあまり積極的に部数を発表していないのか、毎日新聞社のサイトを見ても、毎日小学生新聞の部数をみつけられませんでした。新聞の部数は広告料金を決める重要な要素の一つですから、媒体資料に掲載されているのがふつうです。たとえば、同じ毎日新聞社のMainichi Weeklyは5万3000部と部数が明示されています。なぜ、毎日小学生新聞の部数が媒体資料に表示されていないのか、首をかしげざるを得ません。ただ、毎日系の広告会社・新潟毎日広告社がこの25万1000部という数字をいまも使用しているところをみると、ウィキペディアが記しているように少なくとも2008年1月には毎日小学生新聞の部数を25万1000部としていたのでしょう。

 ところで、業界紙などによると、毎日新聞社の朝比奈豊社長は今春、「毎日小学生新聞は28カ月連続で部数が増え続けている」という趣旨の発言をしています。2年以上増え続けているのですから、通常の論理で考えれば、今年は2008年1月の25万1000部よりも多い、たとえば、27万部とか30万部とかになっているはずですね。それなら、一応筋が通っている。

 ところが、一方で毎日小学生新聞の森忠彦編集長は2010年10月のインタビューに答えて「部数は多いときで15万部くらいです」とおっしゃているのです(「新聞情報」のインタビューを転載したページがありましたので引用しておきます)。このインタビューでも「部数が3年以上前年同月比を上回っている」ことが前提になっています。

 えっ、ちょっと待ってくださいよ。増えるどころか、2008年の25万1000部に比べると、逆に10万部も減っているではありませんか。

 ここまでお話しすれば、毎日小学生新聞の部数は、でたらめとはいわないまでも、ABC協会の考査を受けた朝日小学生新聞の部数(約12万部)とは全く異質なものであることが、わかっていただけるはずです。もし、毎小が25万部とか15万部とかだとすると、朝日小学生新聞よりも部数が多いことになりますが、これはありえないですね。

 もちろん正確な数字はわかりませんが、同業者の実感ではせいぜい朝日小学生新聞の2分の1程度、多くても5-6万部というところが妥当な線だと思います。そうだとすると、25万とか15万という数字は、いわゆる「公称部数」としてもかなり過大な数字ということになります。

 なかには、朝日小学生新聞の約12万部と毎日小学生新聞の25万部(あるいは15万部)を比較して、毎小の方が部数が多いと思っている方がいるので、あえて記しました。
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テーマ : マスコミ
ジャンル : 政治・経済

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プロフィール

hiroshi

Author:hiroshi
久保谷洋(くぼたに・ひろし)
ジャーナリスト、翻訳家。
元朝日新聞東京社会部記者、元朝日学生新聞社出版担当。タイトルはブログを始めたときの肩書きが「出版担当の役員」だったときにつけたものです。ある程度定着しているので出版担当をやめた後も、そのままにしています。2016年4月~外務省研修所非常勤講師(オランダ語担当)。

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