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ヒド・ファン・ヘネヒテンの経歴

2010-12-08

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 今日は私が翻訳した「ヒドさんの じゆうにたのしく おえかきしようよ!」の著者ヒド・ファン・ヘネヒテン(Guido van Genechten)について書きます。

 ファン・ヘネヒテンはオランダ系のベルギー人(フラマン人)です。オランダ図書館協会の関連サイト「読書の広場」によると、1957年8月19日、ベルギーのモルで生まれました。モルはアントワープ近くの人口3万3,000人の町で、ジルバーメール(銀の湖)など森と湖に囲まれた風光明媚な場所です。

 ファン・ヘネヒテンは高校卒業後、グラフィックデザインの訓練を受け、印刷会社に就職。15年間、レイアウトなどの仕事に従事していました。しかし、もっとイラストの腕をみがきたいと考え、モルの美術学校の夜間コースに通い、デッサンや絵画、写真などの勉強をしたそうです。

 日本の書誌データの中には、通った美術学科を「ハッセルトの美術学校」としているものがありますが、私が読んだ限りではそのような記述のあるオランダ語の文献は見あたりませんでした。

 処女作は1995年の「暗がりで」(in het donker)ですが、有名になったのは1998年、たれ耳ウサギ「リッキ」を主人公にした絵本がハッセルト市国際絵本賞(Prijs van de Stad Hasselt)を受賞してからでしょう。この賞はハッセルト市とベルギーの大手出版社クラビス社の共催で、2年に1回、幼児・小学校低学年向けの絵本を公募し、最優秀作品に賞金7500ユーロを与えるというものです。受賞作はクラビス社との出版契約が保証されます。「リッキ」もクラビス社から出版されました。

 その後、幼児・低学年向けの絵本を次々と執筆し、世界的な人気絵本作家となりました。クラビス社によると、彼の本は世界30カ国以上で発売され、たとえば「リッキ」は14万冊のベストセラーとなっているそうです。

 念のためですが、ヒド(Guido)が名、ファン・ヘネヒテン(Van Genechten)が姓です。Vanは英語のofとかfromに相当する言葉ですが、姓の一部となっています。ちなみに、このようなvanは、姓名を続けて書く場合は小文字で書き(Guido van Genechten)、姓だけ書くときは大文字で書く(Van Genechten)のが正しいとされています。

 たまたま、インターネットでベルギーの絵本について調べていたところ、「観るだけ美術部員」というブログで、道立帯広美術館ベルギー絵本作家展を催していることを知りました。ヒド・ファン・ヘネヒテンの原画も展示されているようです。帯広近辺の方はぜひ、美術館に行ってみてください。
 観るだけ美術部員さん、情報提供、ありがとうございました。

 全国の美術館情報などを扱う別のブログによると、ベルギーの絵本作家展は帯広の後は全国を巡回し、2011年2月5日から3月27日まで、千葉県の佐倉市立美術館、4月16日から5月29日まで広島県呉市立美術館、7月2日から8月24日まで兵庫県姫路市立美術館でそれぞれ公開される予定だそうです。楽しみですね。

 すでに展覧会に行かれた方もいるようです。naturalさんは「ベルギーの絵本は、とても絵がカワイイ!!」「でも、内容はやっぱり日本とはちょっと違います。驚いたのは、『アルツハイマーにかかったおばあちゃん』が描かれていたり・・・」などと感想を書かれています。


 
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プロフィール

hiroshi

Author:hiroshi
久保谷洋(くぼたに・ひろし)
ジャーナリスト、翻訳家。
元朝日新聞東京社会部記者、元朝日学生新聞社出版担当。タイトルはブログを始めたときの肩書きが「出版担当の役員」だったときにつけたものです。ある程度定着しているので出版担当をやめた後も、そのままにしています。2016年4月~外務省研修所非常勤講師(オランダ語担当)。

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