サクラの花に関連した表現

2017-04-05

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 サクラのシーズンになりました。このところ寒い日が続いたので、東京では開花が少し遅れていましたが、4月に入って日当たりのよい場所では満開となりました。

 そんな折り、オランダ語の授業で、生徒さんから「友人のオランダ人にメールを書きたい。『もし明日よい天気なら、花見をするために上野公園に行きます』はオランダ語でどういったらいいのか」と質問を受けました。

答えは、
Als het morgen mooi weer is, ga ik naar (het) Ueno Park om de kersenbloesem te zien.

注意をいくつか。het is mooi weer. で「晴れです」という意味ですが、als(英語if)が従属接続詞なので動詞のisは節末に移動します。サクラの一つ一つの花はkersenbloemですが、木についている花全体をいうときはkersenbloesemを使います。

「昨日、花見で鎌倉に行きました」
Gisteren ben ik naar Kamakura geweest om naar de kersenbloesem te kijken.

「公園のサクラはいま満開です」
De kersenbloesem in het park staat nu in volle bloei.

De kersenbloesem in het park is nu op zijn hoogtepunt.

オランダ語では「5分咲き」のような言い方はあまりしないようです。あえて書くとすれば、
De kersenbloesem staat in halve bloei.
でしょうか。

オランダには入学式がない

2017-04-04

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 年度がかわり入学式のシーズンになりました。オランダ語で「入学式」を何というのでしょうか。

 日本の人は不思議に思うかもしれませんが、オランダには入学式はありません。従って、私が知る限り、「入学式」という意味の単語や定型的な表現はありません(もし、知っている方がいたら教えてください)。

 日本の行事をオランダの人に説明するときには、de ceremonie ingang と言えばよいと思います。

 例えば、「私は今日、小学校の入学式に出席しました」は

 Vandaag heb ik de ceremonie ingang van de basisschool bijgewoond.

となります。 
★de basisschool 「小学校」、bijgewoond 「bijwonen(に出席する)の過去分詞形」

 入学式がないオランダと比較すると、日本人は「儀式」が大好きなのかもしれませんね。そういえば、息子の大学の入学式に出た妻の話では、男子学生のほとんどがスーツ姿だったとか。時代は変わりました。

2016年10月1日~オランダ語講座、入門コースも開講決定

2016-09-27

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 以前お知らせしていたオランダ語講座の入門コースですが、申込者が規定の3人以上になりましたので、開講を決定しました。1回目の授業は2016年10月1日土曜日の午後1時からです。

 入門コースの場合、できる限り最初から受講されることをお勧めします。昨年の場合スタート時は2人でしたが、最終的にクラスは7人にまでふくれあがりました。途中から入られた方が5人いらっしゃったわけですが、一番最初に説明する発音の仕方や綴り字規則を独習しなければならないので皆さん相当苦労されたようです。希望者は是非、最初から受講してくださいね。申し込みはまだまにあいます。

 初級コース、中級コースも募集中です(こちらも開講決定済みです)。

翻訳しにくい単語、オランダ語で「高校」を何というか。

2016-08-24

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 昨日に引き続いて、日常的に使われる言葉でありながら、オランダ語に置き換えにくい単語を取り上げます。

 少し会話ができるようになってオランダ人と話をする機会があると、「ぼくは高校生です」とか「息子は高校に通っています」とか、「高校」という言葉を使うべき場面に遭遇します。しかし、そういった場合に「あれ、オランダ語で高校ってなんて言うんだっけ」と考え込むことになります。

 英蘭辞典を参照すると、high schoolの訳語としてmiddelbare schoolが載っていますが、これは中学校と高校を合わせた学校(日本式に言えば中等学校、中高一貫校)を指す言葉ですから、かなり意味がずれてしまいますね。

 オランダ人に尋ねると、中等学校の上級学年を指す場合にはbovenbouwというとよい、とのことでした。

 Mijn zoon zit in de bovenbouw van de middelbare school. 「私の息子は高校に在籍しています」「私の息子は高校生です」

 ただ、bovenbouwはオランダだけで聞かれる言葉です。ベルギーのオランダ語話者にはたぶん通じませんので、念のため。

 ちなみに、bovenbouwは、単語の作り(boven上の+bouw構造)をみるとわかるように、マルクス主義経済学の「上部構造」という意味でも用いられます。

「卒業式」をオランダ語で何という?

2016-08-23

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 毎週土曜日に飯田橋の協学舎で開いているオランダ語の生徒がかなり増えてきた上、春から外務省研修所でオランダ語の非常勤講師を務めることになり、ブログを更新するしばらく余裕がなくなっていました。夏休みを迎えて、ようやく生活のリズムを取り戻すことができました。またできるだけ、書き込みをしようと思います。

 さて、日本とオランダでは文化やライフスタイルが大きく異なります。従って、日本語に相当するオランダ語がない場合が当然、出てきます。

 たとえば、卒業式。日本の学校文化では卒業式は最も重要なセレモニーであり、多くの日本人はどの国でも同じような儀式が当然行われていると思っています。しかし、世界的に見るとと、日本のような卒業式がある国はまれです。少なくともオランダには国旗を掲げ、国歌を斉唱するような類いの「卒業式」はありません。したがって、卒業式に相当する単語もありません。

 あえて言えば、de diploma-uitreiking(卒業証書授与)でしょうが、これも元来は「式」を表す言葉ではなく、diploma(卒業証書)を授与する行為に力点がある言葉です。実際のdiploma-uitreikingも日本のような厳粛な儀式とはほど遠く、非常にくだけた形式で行われるのがふつです。

プロフィール

hiroshi

Author:hiroshi
久保谷洋(くぼたに・ひろし)
ジャーナリスト、翻訳家。
元朝日新聞東京社会部記者、元朝日学生新聞社出版担当。タイトルはブログを始めたときの肩書きが「出版担当の役員」だったときにつけたものです。ある程度定着しているので出版担当をやめた後も、そのままにしています。2016年4月~外務省研修所非常勤講師(オランダ語担当)。

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